【実在するトイレの神様】「可睡斎」の「東司/とうす=(トイレ)」-袋井市久能

かね田

2016年02月12日 11:00

●トイレの神様が可睡斎に


今日はトイレのことをブログに書きまので、お食事中の方は時間を改めて見てくださると良いと思います。

日本中を探しても袋井にある可睡斎のトイレほど独特なものはないんじゃないでしょうか。
上の写真がそのトイレなんですが、真ん中に神様がドドーンといらっしゃるんです。

この神様は「烏芻沙摩明王(うすさまみょうおう)」といって、火神・厠の神として信仰されています。
で、この神様は便所を清める力があると!




昔から便所は「怨霊や悪魔の出入口」と考える思想があったため、烏枢沙摩明王の炎の功徳によって清浄な場所に変えるということなんですって。

そういう神様であるため、見た目が怖い、というか戦いの神のように凛々しいんです。

このトイレの神様について調べてみるのも良いですが、実際行ってみるのが一番!
見事ですよ、見事!


●トイレの神様、凛々しくかっこいい



可睡斎の東司(トイレ)は昭和12年(1937年)からこの場所にいて、邪気を払い、利用する方やこの場所を守ってきています。

実際このトイレに入るとピカピカに清掃されていることや光の入り加減が良いこともあり、とってもスッキリ空気が澄んでいるような気がするんです。

「烏芻沙摩明王(うすさまみょうおう)」の髪は炎、手が4本あり、杖や武器を持ち、左手にはドクロも!
隆々しい体躯も凛々しさを感じ、頼りになることが見て取れます。




神様の前には賽銭箱もあるので、お参りもして心も体もすっきりできます。
木造の作りがまた良い雰囲気。




手洗い場は蓮の葉からツーっと水が滴り落ちているので、手を差し伸べ洗います。


ここまで立派なトイレは利用しなくても見に行くだけでも価値があると思います。
可睡斎に参拝行く時、ひなまつりを楽しみに行く時に見ることができるトイレの神様、良いものです。

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