浜松の中心から車で45分くらいの場所に棚田があるのをご存知ですか?
浜松市北区引佐町にある久留女木(くるめき)にある山の斜面が段になった棚田になっています。
久留女木の棚田の詳細は、先日も紹介した公式サイトに掲載されています。
久留女木 竜宮小僧の会
久留女木の棚田 オフィシャルサイト
https://www.kurumeki.com/
写真映えもして、写真撮影に来られる方もいる久留女木の棚田で、春に植えられた稲が10月下旬にも差し掛かると見事に稲穂を垂れ、収穫最盛期になるのです。
先日の土曜日に開催された稲刈り体験には、小学生低学年くらいのお子さんから、3時間も車を走らせて参加する方もいらっしゃり、にぎやかにそしてとても勉強になるものでした。
「久留女木 竜宮小僧の会」副会長の西本さん、事務局長の鈴木さんを始めとするみなさんの棚田に対する想いが様々なところに感じられる貴重な体験会はとても良い経験でした。
体験会自体は和気あいあいと楽しく、お子さんたちはもちろん、親御さんや大人の方にとっても充実したものだったと思います。
きれいに実ったお米です。
この日は、棚田全ての稲を刈るのではなく、機械では刈れない田んぼの四隅を中心に稲刈りをしました。
稲刈り体験は稲を刈るだけでなく、刈った稲を束ねるスガイ作りからスタート。
乾燥した藁を両手と片足を使って細いしめ縄のようなスガイを作ります。
一見簡単そうに見えましたが、意外と思い通りにいかない…
途中であきらめそうになりながら、アドバイスをいただいたりして1本、2本と出来上がればコツがつかめてきます。
コツを掴んだら、あとは流れるようにスガイを作ることができました。
稲刈りは、釜を使ってザクザクザクと。
干す時の事を考えて、最初に作ったスガイの上に稲の束をこのようにずらしておきます。
乾燥して稲が細くなってもほどけないように固く縛るのはなかなか力が必要。
こんな形に縛ったら、あとははさがけに干します。
1時間もしないうちにはさがけは一番上の写真のように、束ねられた稲でいっぱいに。
本格的な稲刈り体験というよりも、棚田の美しさやその意義を体験しながら稲刈りも経験できるといういろいろ詰まった一種のイベントのようなものでした。
ただ、農業体験イベントという良くある感じのものではなく、久留女木の棚田の魅力を十分に感じられる素敵な時間でした。
途中、雨が降ってきましたが、稲刈りをしている間は何とか空も味方してくれ、貴重な体験ができたのは日ごろの行いが良かったから、だと思います!
久留女木の棚田の魅力の一部を稲刈り体験を通じて感じることができました。
来年は田植えも行きたい!と思いました。
関係者のみなさん、ありがとうございました!