●スケールが大きい方広寺は非日常でGOOD
奥浜名湖の歴史ある「方広寺」と「奥山半僧坊」は5月に行った龍潭寺とはまた違った奥深さがあり、お寺めぐりって面白いなぁと実感。
浜名湖の北、引佐町にある「方広寺」は1371年後醍醐天皇のの皇子によって開創されたお寺。
643年も前に建てられたなんて、良くこんなに長い間ここにあるもんだ!と感心してしまいます。
ずっとこの場所にあり、いったいどれだけの参拝者が訪れたんだろう?と考えを巡らせたりして方広寺の歴史を感じました。
年をとったからか今年に入って、子供を連れて近場の歴史あるお寺に行くようになって、改めて遠州地方の歴史に触れてその素晴らしさや、その空間に流れる時間を肌で感じるのって良いなぁと思います。
方広寺も改めて訪れてみると、その巨大な本堂や、いろんな顔のお地蔵さま、国の重要文化財に指定された木造の釈迦如来像に圧倒されます。
山の中の新鮮な空気も、浜松市内より少し涼しい気候も気持ち良いです。
いつもとは違う空間で、そこに流れる時間の早さも違う気がしますし、長い歴史を生き抜いてきた「方広寺」の空気を体験することは非日常ですごく良かった!
●参拝者が少なくて、方広寺を独占!
駐車場横にある事務所で拝観料を払うと、方広寺のパンフレットをもらえます。
大人:400円
小・中学生 200円
未就学児 0円
駐車場から方広寺の本堂まではけっこう急な坂を下って行くので、小さな子供やベビーカーは要注意です!
あと、帰りはその坂を登ることになるので、はぁはぁ息が切れそうになりますw
亀背橋(”きはいばし”と読むのかな?)を渡って本堂に向かいます。
なぜか息子たちがこの橋が気に入って何度も行ったり来たりして楽しんでいました。
なんとなく、ジブリアニメに出てきそうな橋だなぁという印象、、、
本堂横の建物が入り口です。
下駄箱に靴を入れ、裸足で本堂に向かいます。
16:30まで拝観ができます。とありますが、けっこう夕方閉まるの早い!
本堂は想像以上にでかい!
国の重要文化財に指定された木造の釈迦如来像は写真に写っている男性と女性の目の前に威厳高く祀ってありました。
ここだけ写真NGだったので、ここでは紹介出来ませんが、その素晴らしさはもうっ!
よくこんなに細かい仕事ができるもんだ!と釈迦如来像を制作した職人はすごいです。
方広寺のHPで紹介されているので、気になる方はどうぞ。
写真で見るのと実際自分の目でみるのとは全然迫力が違います。
方広寺は浜松から1時間もかからず行けるので、車を走らせて行ってみることをおすすめです。
「方広寺」には週末に行ったんですが、写真に写っている2人と僕ら家族しかいませんでした。
こんなに歴史的で大きなお寺を独占したようで、得した気分でした。
他に人がいないので、多少子供が大きな声を出したりしても安心w。
●本堂以外も見どころいっぱい
国の重要文化財に指定された釈迦如来像も良いですが、本堂の目の前にある巨大な鐘など見応えあるものがいっぱい!
表情が豊かな五百羅漢は、自分に似た顔のお地蔵さまがあるそうです。
一体ずつじっくりみると笑っている顔もあったり、真剣な眼差しのものがあったり、、、
奥山半僧坊真殿で厄除けや開運のお参りも忘れちゃいけません。
奥山半僧坊真殿にある龍の彫刻が迫力あって、細かい職人の技を見て取れて、すごいんです!
僕はこの龍にしばらく見とれてしまいました。
駐車場横には三重塔もあって、京都みたい!と思ったら、京都の山口玄洞氏の寄進で建立されたものだそうです。
冒頭でもいいましたが、方広寺の歴史溢れる空間と建築、彫刻、お地蔵さま、、、どれもじっくり楽しむことができて時間を忘れます。
たまにはこういった場所で、いつもとは違う時間の流れを感じながらゆっくりするのも良いものです。